写真は我家の1979年当時の百葉箱内部の様子です。
「自記温湿度気圧計(メテオログラフ)」
「フース型最高・最低温度計」
当時はこの組み合わせで気象観測をしていました。どちらの測器も現在は我家の押入れに保管してありますけれど、「自記温湿度気圧計(メテオログラフ)」は1983/4以降は室内空調管理用として2007年まで使い続けるも、老朽化して金属部分が腐食・折損し、とうとう使用不能になりました。
現在、気象測器メーカー各社から気象観測用として「自記温湿度計」を生産しているところを探したところ、ほとんどのメーカーは生産完了。
数社は美術館などの展示室の空調管理用として生産しているが気象観測用でしかも入手が便利 (受注生産品なら現在も数社あり) なメーカーは1社しか見つからなかった。
我家の「自記温湿度気圧計(メテオログラフ)」は、老朽化して精度維持困難なため、先月廃棄しようと思っていたが、今後この種の測器はだんだんなくなってしまうことから、観測の歴史として故障しているが保管しておこうと思っている。
ビデオデッキが「ベータ」から「VHS」に変わり、現在は「ブルーレイディスク」に変わりつつあるのと同様、気象測器もどんどん変わっていき、私が学生時代に理科で習った「自記温度計」も将来は教科書から消えてしまうだろう。
ここで、やっと思い切りがついた。「自記温度計」はあきらめて「データロガー」に変更しよう。これも時代の流れと思って。ただ、「データロガー」でデータ解析するにはパソコンが必要 (無くても使える機種もあるが、データロガーの便利さを活用するにはパソコン必要) なので総合的にはかなり高額になってしまう。
意中のデータロガーは数年前から決めている。あとは発注するかしないか、マウスでクリックするだけなのだが、それには勇気がいりますね。1977年から利用している理科学機器店でもFAXで発注できます。