この図は、春日井消防・西出張所 (名古屋空港滑走路南端から東へ約500m) の気象データに名古屋地方気象台の日照時間データを使用し、さらに名古屋地方気象台の全天日射量の平年値に天気に応じて補正係数を乗じて我家の気温の推定値を求めたグラフです。
赤の太線が我家の気温の推定値でして、それ以外の曲線は春日井消防・西出張所の気象、ピンクの棒グラフは名古屋地方気象台の1時間ごとの日照時間を10分ごとに換算したものです。
当地の本日の最高気温は、23.3゜、最低気温は4.6゜(最高最低温度計による)でしたから、推定値と実測値は0.5゜以内で一致しています。
春日井西出張所は我家と比較的環境が似ていますから 日の入りから日の出 までの気温はほぼ同じのことが多いです。(但し春日井西出張所の気温・湿度通風筒は地上約15mにあり)
昼間で晴天の日は我家は、公道に面した住宅密集地のため「陽だまり効果」もあってかなり暖かくなり、本当にこのグラフのように暖かいのか? と感じられるかもしれませんが、きょうは窓を全開にした2階の室内でも昼食時間帯には21゜に達し、布団を干したほどです。
朝9時30分には我家で既に16゜を超えていましたから、服装も1枚薄着にして名古屋城一帯の桜の観察に出かけました。
ただ、この推定方法は我家と消防署が同じ天気になっている季節なら活用できるも、盛夏の春日井市方面は雷雨が多く、消防署一帯が雷雨になっているときは5゜以上気温の差が現れることがあります。
小高い丘の上にある名古屋地方気象台のデータを使用するよりは正確に推定できますけれど、春日井西出張所も我家から約6km離れていますから、補正係数は日々調整が必要です。
春日井消防、春日井市役所など以前 春日井電報電話局に勤務していたときに近所を通って自転車通勤していましたから現地の町並みはよく知っていますし、現在も年に1回は現地へ行って測器の配置や周囲の環境を確認しています。(消防気象観測のため気象台のような広大な露場はありません)
ここまで推定できるならテータロガーは不要と感じますが、実測値と推定値ではやはり目的が異なります。ただ推定値ならほぼリアルタイム表示できます。データロガーは私の生活リズム(通院・リハビリなど)の都合から本日のデータは最短でも翌日の午後にデータ回収してからとなります。