夏の暑さは太平洋高気圧の位置・強さなどに左右されますが、「太平洋高気圧の強さ」と言っても一般にはなかなか ピン とこないものです。
昔の気象学書には 「銚子の気圧に注目しろ」「父島の気圧に注目しろ」 なんてことがかかれていました。現代なら高層気象データは気象庁ホームページで簡単に受信できて、その 500hPa高度 を平年値と比較できますが、地上気圧の推移を監視するだけでも十分でして、
図は父島の気温と気圧ですが、6月以降、平年より5hPa程度高い状態が継続しています。通常は 平年値を挟んで 上がったり、下がったり するものですが、今年は 上層寒冷低気圧が通過したときだけ下がったものの 高めに推移しています。
これが平年並みに変動するようになれば、本土の猛暑も解消か。