我家の2000年以降の「気温の推定値」を紹介します。
日々の推定値(名古屋地方気象台の観測値を地域補正した値)をさらに「5日移動平均」した図です。
2003/9に記録計老朽化で観測終了後、2004/7までデータロガーで観測を続けてましたが、データロガーも老朽化してきたためにそれを機会に観測を終了させました。
2002/2からは、翌年には記録計が寿命を迎えると予想していたので、その頃から名古屋地方気象台のデータに「地域補正(回帰式・最小二乗法の応用)して当地の値としてきました。
2000年〜2003年までは、実測値と推定値の両方が残っているために、回帰式をいろいろ修正し、現在も日々回帰式の係数を調整して検証中ですが、ひとまず「5日移動平均値」を紹介します。
月報はまだ作成していませんけれど、それができれば「年報」も作成可能ですけれど、まだかなりかかりそうです。
しかし、地域補正の係数を微細に調整しても、日々の値は気象台と我家の天気の違いで日最高気温に1゜程度の推定誤差が現れることはあるものの、月平均値に与える影響は 0.2゜以下に治まると予想しています。
「日最低気温」については、起時が日の出前後で天気の違いの影響が少なく、推定値でも十分代用できそうです。
1977/7観測開始以来の手書の月報は、枚数にして1000枚近くあったためにとうとう保管に困り(押入れの床が抜けそうになるなど)、2年前に処分しました。
自記紙も、100kgを超える分量になり、これも処分しました。とても個人で保管できるものではなく、今後は、過去のデータを見る場合は、「地域補正」の手法を使って調べることにしたわけです。
「地域補正」の手法で「推定値」ながらも、実測した場合の温度計の最小目盛以内の誤差で推定可能なことがわかりました。但し、そうはいっても最大で、日々の値で特に「日最高気温」に1゜程度の推定誤差は避けられないです。
気象台と我家は約7km離れていますから、同じ名古屋市内といえどもかなり気候が違い、これを他の地域で言えば我家と小牧市ぐらいの距離ですから、推定には限界を感じます。