3/28は、たぶん我家の観測値としては観測開始以来(1977/7)の最小湿度が現れたようです。その状況を表すグラフを紹介します。
これは「高性能タイプのデータロガー」によるもので10分間間隔で収録しています。
家庭用の最高最低温湿度計では、当日の最小湿度は11%でしたが、その測器のメーカー仕様では最小湿度は25%までなので、正確性が疑わしいものの実際には「家庭用」でもほぼ同値でした。
私が2003年まで使用していた気象庁規格の「塩化リチウム露点センサ」による方法(JMA-80型地上気象観測装置と同じ仕様)ではとても観測不能な「低湿」でした。
名古屋地方気象台は先月、(JMA-95型地上気象観測装置)から、(JMA-10型地上気象観測装置)に更新したようですね。だいたい15年ごとに更新していますから、「もうそろそろだな」と予想していました。
私が最初に名古屋地方気象台を訪問した当時は、(JMA-80型地上気象観測装置)の前身の観測装置で、当時の装置のほうが
「ここで 気象観測・気象監視している」
という雰囲気が感じられたものでした。当時は観測課があって観測者も常時2人いて、自記記録計や水銀気圧計の読み取りをしていました。1981年に仕事で横浜地方気象台へ行ったときも、まだ(JMA-80型地上気象観測装置)更新前の観測装置でした。
当時の気象台庁舎内の雰囲気は、観測・予報・通信・・・みんな人海戦術・手作業でした。通信課では観測データを「国際気象通報式」にして紙テープにさん孔し、本庁へ気象電報を送信していた時代です。