現在、1978年から撮影してきた写真をパソコンに保存しているところです。
1993年 台風23号の写真を紹介します。
この写真は1988年に購入した「静止気象衛星雲画像解析装置」と、1986年購入の「短波受信機」を利用して画像表示させたもので、そのCRT画面をカメラで撮影したものです。
雲画像は気象庁の「気象無線模写通報(JMH)」を受信していました。
当時はまだインターネットは一般に開放されていませんでしたから、雲画像を受信するには[JMH]か、気象衛星「ひまわり」直接受信しかありませんでした。
私は1980年から、なんとか雲画像を受信したくて当時、法人向けに発売されていた装置を数社のなかから選んで購入しました。
紹介しました写真はCRT画面をカメラ撮影していますので画質は不鮮明ですが、実物は現在のインターネット配信と全く同等の画質です。
当時はこの方法しかなくて非常に高価(当時の私の年収に近かった)でしたが、現在はインターネットとパソコンで自由に受信できる時代になりました。あの当時は気象レーダー画像でも天気予報でしか見られなかったです。
当時(1970年代後半〜)まだ20代だった私は、「なんとかして受信したい」という意思と、将来きっと「だれでも自由に受信できる時代」がくるだろうと念願したものでした。
とうとう私も年金世代になりました。生きているうちに長年の希望がかないました。