「540゜シフト方式」のご質問に気が付くのが遅れました。
(実は体調を崩して 12/6 救急車で運ばれました)
名古屋地方気象台の 12/7〜12/8の毎時データを紹介します。
赤で囲んだ時刻の風向が 真北(方位角 360゜ 0゜)を中心に振れていた時間帯でして、NNEになった場合は方角グラフでは急に 真下にさがるような表示になって見にくくなるため、青で囲んだ数値(方位角 89゜真東より1゜北より)を超えるまでは 真北の360゜に数値を加算して 449゜ までは急降下表示にならないよう エクセルのセルの中に 数値の判別式を入れておけば、自動計算できます。
青で囲んだ数値は 季節によって風向グラフが見やすいよう 変更しています。気象測器メーカへーでは私の知る範囲では中央気象台時代の「自記風向計」も記録機構に540゜シフト方式がメカニカルで製作されていましたから、測器メーカーではごく普通のほうしきです。
それを個人で「エクセル」で工夫するのは大変困難でして、私もそれに悩むこと15年でした。わかってしまえば論理式の「IF」をつかって真の風向の方位角の数値を場合分けするだけです。
グラフ表示では左側縦軸は気温・気圧などの数値を共用していますので、例えば 真南(180゜)は「18」として表示しています。気象台の「国際気象通報式」の風向表示の考え方と同じです。
私はこの方法を気が付きましたが、測器メーカーではもっと簡単な方法を開発しているでしょう。仮に私がもっと便利な「関数」を使えば簡単にできたのに と気が付いても これまでの手法を変更することのほうが大変ですから、いつか もっと簡単な手法にきがつくまではこのまま続けていきます。
「わかったころ ひらめいた頃には もう私は健康上の都合から エクセル自動受信・自動作図 はやめてホームページ閲覧だけ」に変更しているかもしれません。
これを考えるのに 三角関数・指数関数・複素数・オイラーの公式・・・など最初はベクトル表示させるため「南北成分」「東西成分」に分解して・・・などいろいろ工夫しました。
その後、漢字で表示される風向表示を 漢字から数値に変換する方法をみつけ 「東」なら「90」 ホームページの漢字表示の風向を数値にする方法を見つけた以降・・・いろんな方法に気が付きました。
ことの最初は 名古屋上空の500hPa 高層風を気象図から読み取ってグラフ化し始めた(2000年頃)のがはじまりです。
文章で説明するのはなかなか大変でして、高校数学の知識で十分できますから試してみてください。