南海上の太平洋高気圧は本州付近への張り出しが弱い状態となっているため、
その縁をまわって暖かく湿った空気が本州上へ流れ込み大気の状態は非常に不安定となった。
上空に気圧の谷が接近、東へ通過したため、愛知県内で風が収束し強い雨雲が局所的に発達した。
名古屋市の観測では、熱田区六野で23時50分までの1時間に98ミリの猛烈な雨が記録された。
港区付近、大府市付近、豊明市付近で約110ミリ、刈谷市付近で約100ミリの雨量が解析され、
名古屋地方気象台は記録的短時間大雨情報を2回発表した。
この大雨により床上・床下浸水、道路冠水などの被害が発生。
鉄道でも運転見合わせが数多く発生し、乗客に大きな影響が出た。 |
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