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気象関連費用紹介 投稿者:ひよこぴよ 投稿日:2007/12/23(Sun) 12:27:02 No.391  

今年で私が自宅で気象観測してちょうど30年 (観測開始 1977/7/10)。この30年間に気象関連機器にかかった費用を紹介します。

図(金額の単位は「万円」)の、
「気象測器・・・」は、測器本体・定期取替部品・修理・自記紙・ファクシミリ紙・気象庁定期刊行物・日本気象学会会費など

「気象通信機器・・・」は、測器の保守に使う電気計測機器・電子計測機器・基準となる温度センサー・電気工事材料・無線通信機器・空中線系・パソコン・プリンタ・モデム・電気系の学会、協会、団体の年会費など

これまでの主たる測器は以前紹介した図面のとおりで、私が購入した当時は気象庁規格品しか入手困難な時代でした。1970年代にアマチュア無線家用(アンテナ塔に取り付けるタイプ)の気象観測システム(バンテージプロに似ていた)がオーディオメーカーのソニーから約4万円(当時の私の給料は約5万円)ででていた。測器費用の中には観測で使うカメラ、双眼鏡などの光学機器や望遠レンズ、現像用品なども含む。私は白黒もカラーもフィルムは自分で現像していた。

これまでに購入した主たる通信機器(処分した物もあり)は、
短波受信機、超短波受信機、携帯用オールバンド受信機、パソコン:3台、プリンタ:4台、気象無線FAX:2台、電話FAX:3台、印刷電信用のカラーCRT:2台

1980年代のプリンタは短波受信機内蔵のセントロニクスインタフェースによりプリンタケーブルで直結して気象庁の気象無線通報(モールス・テレタイプ)が受信でき、個人で印刷電信機が構築できた。当時のプリンタは1台30万円という高さだったが、インクは格安でした。(現在は本体が安くてインクが高すぎます)

保守用の計測機器は、真空管電圧計、電子電圧計、メガー、ホイートストンブリッジ、テスター、デジタルマルチメーター、デジタルマルチ温度計、漏洩電流計、ハンド電力計、高周波電力計、標準信号発生器、2現象シンクロスコープ、CR発信器、赤外線放射温度計、直流安定化電源・・・



Re: 気象関連費用紹介 名古屋お天気センター - 2007/12/23(Sun) 13:24:09 No.392  

ざっと積算して1500万円超えてますが…
あまりの額に圧倒されてしまいました。
(私はまだ50万円ほどです)



Re: 気象関連費用紹介 ひよこぴよ - 2007/12/23(Sun) 21:25:54 No.394  

このうち、単純に計算しても自記紙、ファクシミリ用紙(放電記録紙B3版)だけで少なくとも300万円もかかっています。

従来の観測機器は自記紙そのものが精密なスケール(目盛板)ですからものすごく高価でした。近年のペーパーレス化の観測装置がいかに省資源であるかわかります。気象官署もかなりペーパーレス化しているようですね。

30年間も好きなことに集中できて幸せな人生でした。小学生時代の学校気象観測も含めれば44年ですね。まもなく51歳ですから私の人生の9割を好きな気象学・電気工学で過ごせたことはありがたかったです。

気象関連にはお金をかけましたが、マイカーなし、タバコ・酒の習慣はなし(というより体が受け付けない)、ケチケチ人生、それでガールフレンドには、

「私と 気象と どっちが大切なのよ・・・ケチ!」

と言われたこともありましたなぁ。財布には現役時代でも必要時以外は2000円以下しか入れない、現役時代の昼食は250円以内に抑えるというケチな男でした。

ただ、仕事で必要な資格をとるための勉強に買った理工学書には金をおしまず、1500冊ぐらいあります。



Re: 気象関連費用紹介 ひよこぴよ - 2007/12/23(Sun) 21:34:43 No.395  

私のかつての同僚に、1981年当時ですがパソコンを買いたいがために毎日の昼食を100円以下に抑えて貯金し、当時の最高級パソコン 沖電気製の [if800]を買った男がいましたよ。彼は私より3歳ぐらい後輩でした。好きなことの目標を達成させるために食費を削ってまで貯金したというのには当時の職場のみんなも驚いたものでしたよ。

- Joyful Note -
Modified by isso